~作りました 第三の芋煮~

こんにちは!タチラボです!

令和5年2月28日の第3回メイドイン庄内町プロジェクトにて、第三の芋煮という全く新しいタイプの芋煮を発表させていただきました。見た目はこんな感じ↓

材料としては、里芋、鶏肉、椎茸、ねぎ、こんにゃくの5種類の具材が入っていて、塩麴、酒粕、酒、塩昆布、塩で味付けした芋煮となっております。

開発には新産業創造協議会の伊計さん(元タチラボ地域おこし協力隊)も手伝っていただきましたが、かなり難航しました。

というのもこの商品が生まれるコンセプトとして「内陸風の醬油味の芋煮と庄内風の味噌味が山形県内で派閥争いをしている中に、新しい第三派閥を作って芋煮争いに一石を投じる」

ということがあるため、今までにない新しい味かつ芋煮らしさを両立するというのがとても大変でした。

実際に発表会で出品した際のパッケージデザイン↓

私自身、内陸風の芋煮で育ってきたため、そこに代わる芋煮を作ることができるのか?と感じていました。実はここだけの話なんですが、地域おこし協力隊になって庄内町に引っ越すとなった時に「庄内風の味噌味の芋煮が口に合わなかったらどうしよう...」と半ば本気で考えていました(実際食べてみたら味噌味の芋煮も美味しかったです!)

新しい味を作るにあたり食べたい芋煮の味を色んな人に聞いてみたところ一番多かったのが「塩」で「鶏肉」を使った芋煮、次点で「カレー味」でした。

とりあえず最初に塩味、カレー味の芋煮を何パターンか作ってみたんですが、レトルト製品として完成させると、びっくりするくらいあまり美味しくないし、具材もドロドロに溶けちゃってるなんてこともありました。ただ、その中で偶然美味しいことを発見したのが、酒粕を使った芋煮でした。


酒粕を使った芋煮が一番試作の中で美味しく、それに塩麴を足すといい味が出ることを発見したときは感動して「もうこれでいこう!」って感じでした。そして試作を繰り返すうちに汁自体の味は段々美味しさを取り戻していったのですが、やっぱりレトルト製品として高温高圧の殺菌処理を行うと具材が溶けちゃって美味しくない問題を解決できなかったです。

その解決策として協議会と相談したところ、具材を生で入れよう!という話があがり、なおかつレトルト釜の中で調理して完成させるイメージで鶏肉を塩麴漬けした状態で入れることでさらに味付けしようということになりました。

そうやってできた芋煮が一番完成に近い...ただ、なんか物足りない味がする...段階に至りました。試食してみると旨味が足りず、ダシのない味噌汁を飲んでるような感覚でした。

そのため、とりあえずダシを足してみようとのことで、昆布とかつおぶしを買い、慣れない手つきでかつおだしと昆布だしを作って足して飲んでみたんですが、「まだ、なにか違うなー」という印象がまだ強かったです。どうやったら旨味が生まれるんだろうと悩んでるのを解決してくれたのが、ついでに買って来てた塩昆布でした。

塩昆布を入れたことでさらに旨味が加わり、今までのノウハウを組み合わせて試作した結果「これが一番美味しい!」と大好評をいただき、実際に発表会に持って行ったのがこの状態のレシピで作った「第三の芋煮」です。

発表会では試食と即売会も行い、気に入った方が何個か買っていってくれました。

とりあえず、発表会が終わってホッとしてます。


今後は発表会の内容を基に商品のブラッシュアップを行い、より美味しい「第三の芋煮」を皆さんに提供できるように頑張っていきます!

まだ公には販売に至っていないため、今後の発売をお待ちください!!!!

タチラボ

庄内町立谷沢川流域活性化センター 山形県東田川郡庄内町、立谷沢地域にある 6次産業化共同利用加工場。

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